「最初から業務を請負業者に任せるのは不安であるので、最初は派遣契約で様子を見たい」というお客様が多くいらっしゃいます。 実は、新規にお取引先をさせていただくお客様の多くがそのようにお考えです。 請負化を進める際に、お客様のご不安としてよく伺うことは、「請負にすると、請負に出した業務は全てが請負業者任せになってしまう。危険ではないか」というご不安です。特に構内請負の場合、お客様の工場の生産ラインに直接入らせていただくことになりますので、お客様が慎重になられるのもごもっともかと存じます。
しかしながら、「請負」=「全て請負業者任せ」ではございません。例えば、当社は請負先のお客様で開催される品質会議や安全会議等に、各請負職場のリーダーを参加させていただき、お客様と共に様々な改善活動を進めており、お客様のご担当者様とは日々綿密なコミュニケーションを取らせていただいております。会議等でいただいたお客様のご依頼やご要請を迅速に現場にフィードバックしております。
尚、請負業者の現場責任者に対して、ご担当者様がご依頼やご要請を直接していただくことは、適切な体制を整えていれば(ここにも当社のノウハウが活かされます)、問題ございません。また、移行期間中におきましてはお客様の社員様に一時的に当社の請負職場へご出向していただき、技術指導をしていただいたケースもございます。
勿論、当社は請負事業の実績及びノウハウを積んでおりますので、「業務委託(準委任契約)からスタートし、請負化に向けて業務フローやルール、体制を段階的に整えてから請負をスタートしたい」というご要望にも、当社は問題なくご対応させていただくことができます。
業務委託(準委任契約)から開始することにより、業務自体を外注化させつつ、生産計画や製品の品質に関わる重要項目に置きましては、貴社のご担当者様と弊社の職場のリーダーが密に連携することにより職場のレベルを維持しながら、移行を進めていくことが可能になります。 特に、お客様独自の若しくは特殊な技術が必要な生産ラインについては、最初から請負でスタートするよりも、数ヶ月間の業務委託期間を経て、段階的に体制を整備してからスタートさせていただく方が、スムーズに請負生産体制を築くことができることがあります。
どのような形で外注化をなされるか迷われていらっしゃる場合には、先ずは当社までご相談ください。 担当の者が最適なプランをご提案いたします。 また、現在派遣契約で運営している職場におきましても、派遣から請負化させていただく場合に最も重要となる点は、「各ご担当者様が数ヵ月後の請負化を前提とした派遣であるという共通認識をお持ちになり、請負化までの明確なスケジュールを立てて当社担当者と請負化準備を進めていただくこと」です。この点が曖昧になりますと、請負化失敗のリスクが非常に高まります。
尚、請負化に必要な法定帳票等の各書類の作成、請負体制準備及び実行スケジュール作成等につきましては、当社担当者がお客様とお打合せをさせていただきながら進めさせていただきますので、ご安心ください。 |